ブログBlog

労務管理力②非正規雇用

昨年から、有効求人倍率が上がってきています。求人を出しても応募が少ないと感じるのは、どの業種に限ったことでもなく顕在化してきています。そんな中でも、非正規雇用の割合は増え続けています。厚労省の調査によると、1994年には20%だった非正規雇用の率が、20年後の2014年には40%にも達し、その増加傾向がおわかりいただけます。

この間、リーマンショックなども大きな影響を及ぼし、不況期を乗り切るための策として非正規雇用を増やし、人件費の抑制を図ったことも大きな要因となっています。

企業側としても、一度正規雇用が増えると、雇用保障の面や福利厚生の面での負担も増えることから、慎重な姿勢になっているといえます。

一方、労働者側の意見として、なぜ非正規雇用を選んだのかという調査では、専門職などの契約社員においては「専門的な資格・技能を活かせるから:46%」、パートタイマーなどは「自分の都合のよい時間に働けるから:50%」、そして派遣労働者については「正社員として働ける機会がなかったから:38%」と答えた回答が一番多かったとしています。

これは、就職氷河期などの時代背景も大きく影響しており、正規雇用を選びたくてもできなかったという時のいたずらのようなものでもあります。

もちろん、非正規雇用の方の中には、自分のライフスタイルに合わせた仕事のスタイルを築いている方も多いと思いますので一概には言えませんが、正規雇用で働きたいと願う人は多いということです。

今年の4月以降、有期契約から無期契約への転換制度もはじまります。

働き方の多様化もいいですが、しっかりと働いてくれる安定性も必要になってきます。